生まれ故郷なわりには、実に久しぶりである。
電車から見える淀川の夕焼けがやけに懐かしい。 周囲のあちらこちらから、関西弁が聞こえて来るのも久しぶりである。 やはり東京メトロとは一味違う。 何年も味わってない雰囲気‥何の違和感もなく、自分が関西人であることを自覚する。 いつも思うことだが、その地の風情を手っ取り早く味わうには、ローカル線に乗るといい。 久しく会ってない人達に、少し会ってみたくなった。 ここ讃岐は、うどんの他にもたくさんの名産があると聞き、早速連れて行って貰った。
そのひとつは盆栽である。私が人生の中で触れることのなかったひとつである。 その匠から真髄を伺う。 実に穏やかに坦々と。 ![]() まるで子供を育てるかの如く、優しくそして厳しく手入れをされる。 どうやら人と同じように、価値あるものに育て上げるためには、ある種拷問のような試練を与えるらしい。 まさに“鍛いて叩けば剣となる”人と何ら変わりない。 ![]() ![]() そして毎月伺う片岡物産さんのショールームのリニューアルがいよいよ完成である。 もともと唐木家具がメインのメーカーさんだが、アジアのアンティークと合体させて見事なまでのショップに完遂させられた。 特にアンティークのセレクト術とコーディネートが光る。 はっきり言って、東京のショップ達に引けをとらない。 是非流行って貰いたいものだ。 ![]() ![]()
まだ雪がちらついているというのに、ウェスティン恵比寿にて桜を堪能させて頂いた。
『桜』をテーマにしたフローリスト/前谷裕一氏×日本伝統工芸の共演である。 優美な京友禅に輪島塗り、有田焼や備前焼の一流作家の作品達に、真っ向から挑んだ前谷氏の作品。 柔軟に攻めているとでも表現しようか‥それぞれの花器の特性を最大限に引き出している。 実に素晴らしい。 9月にコラボさせて戴くイベントが楽しみである。 ![]() ![]()
先日会合で、豆腐懐石料理のお店に伺った。 開業されて三年も経ってるらしいが、 まったく知らないかった。 それにしても、よくもまぁこんな所を GETできたものだ‥ なんと東京タワーの真下である。 上から見下ろすばかりのビューを みんな競っていたのに、 見上げるビューに目をつけたとは‥ 実に見事である。 夜の東京タワーのライティングは、 やはり美しい。 これを下から手に入れたのだから、 こりゃ凄い。 オーナーの発想に敬服致します。 ![]() 建築も低層の純日本建築で、 山形の方から古民家を移築し、 日本庭園を中心に再構築したらしい。 この中から見上げる、 東京タワーとのギャップが 何ともたまらない。 外国の方達を含めて、 満員御礼なのも意味はわかる。 また、誰かをお連れしたくなる。 ![]() 高松の『山越うどん』 今大ブレイク中の高松名物。 田んぼの真ん中の 村中にある うどん屋さんである。 まだ昼前だというのに、 早くもいっぱいのお客様。 飾らない厨房も 凄い活気で充ち溢れている。 何より驚いたのは、駐車場のナンバープレート。 徳島・高知・愛媛は当たり前 神戸や滋賀ナンバーもある。 昼時に入ると いつも行列ができるらしい。 東京の人気店なんかに 一歩もひけをとらない。 リーズナブルで美味しいから 当然なのかも知れないが、 この集客力はお見事である。 景気の吹く風など、 ここには関係ないようだ。 ![]() それにしても 味わい深いうどん。 もともと私はそば派だが、 今日よりは讃岐派になろうかしら‥ そんな客の様子を、 のんびり猫は眺めている。 ここに御案内頂いた 片岡さんに感謝。 他にもいい所満載の高松。 来年はもっと 味わってみたいものだ。 バスや電車で感じることだけど、
アナウンスするのならハッキリ話して欲しいと思う。 何を言ってるのかまったくわからない。 我々の仕事では、どんなに一生懸命話していても、 結果が結びつかなければそれで終わりである。 最低一生懸命にアナウンスして貰いものだ。 だってそれは数えきれないくらいの人達が耳を傾けているのだから‥ 大切なのは、自分が何を言ったのかどはなく、 聞いた人がどう感じたかだと思う。 はや九州地方も秋の気配。どことなく風が優しくなった。
今いるこの辺りは、土モノと温泉の里。 まずは嬉野温泉/和多屋別荘の小原社長に御挨拶。 アポもとらずぶらっと寄ったのに、社長も女将さんもいらっしゃって、 お顔拝見できて良かった。 いつものことながら、話してて気持ちいい。そして元気になれる。 小原社長は言わずと知れた観光業界のドン。 数々の難関突破されて来た不屈の経営者だ。 重みのある一言一言の間にジョークをはさみ、飽きさせることなく、 大笑いのうちに人を虜にしてしまう。数少ない夢を描ける人物である。 かく言う私も、虜になったひとりである。 今日もまた小原社長の夢は増殖中。 早く私も、その夢の御手伝いをしたいものだ。 県境を越え、波佐見の『花わくすい』さんを訪ねる。 波佐見焼の勇・西海陶器さんのコンセプトショップだ。 数ヶ月前に初めてお邪魔した時は驚いた。 こんな所に仲間が居た‥ メーカーショップにも関わらず、メイドインジャパンを表現しているではないか。 しかも、セレクト術とVMDの表現力はかなりのものである。 モノ達の特性をよく知っている。 それにしても店内は、チープにならないナチュラルな空気感がある。 ショップを経営されてる方などは、ぜひ一度訪ねられたらいい。 こちらの敷地は元々大きな窯元だったらしく、広大でいい建物が残っている。 カフェも、ギャラリーも手作りででき上がっている、まことに自然体である。 これから、まだまだ夢が増殖して行くんだろうなぁ‥ モノ造りの産地がどんどん元気がなくなっている昨今、 このプロジェクトの在り方が理想的なのではないかと考える。 ![]()
先月は益子をご案内頂いたのだが、本日はその他の工芸を拝見しに来た。
今日の宇都宮は、断続的な雨が降り続いてる。ひどい嵐になりそうな雲行だ。 偉大なる浜田氏によって繁栄せられた益子の郷や、最大の観光地日光があるせいか、 栃木のモノ造りの皆様はすごく穏やかだ。 そんな中、すばらしき女性達のモノ造りに出会った。 自分達の手で栽培した原料を使って、見事な綿織物を造りあげていた。 もちろん手工である。 彼女達の思いや願いが伝わって来そうなシロモノであった。 静かなる情熱が伝わって来る。何とか高く売ってあげたいものだ。 ぜひ今度は、その畑と工房を訪ねてみたい。 またまた今日も、活きのいい(頑固そうな)メーカーさんから お宝を頂いた。 なんとも工夫された粋な手拭いである。 実に開けてみるのが楽しい。 これは東京でバカ売れするかも‥ 栃木のモノ造りの皆様、 ありがとうございました。 来月も伺います。 頑張って下さい。 何故か自分は雨が嫌いではない。眺めるのも、傘をさして歩くのも好きだ。なんか風情があって、色気を感じる。朝から友人の誘いもあって、三十三間堂を訪ねてみる。 関西に生まれ育ったわりに、ほとんど訪ねられていない。 今ようやく訪れるようになったのは、それに何かを感じれるようになったからだろう。 やはり一千体もの仏をまのあたりにすると言葉が出ない。すべてを見透かされてるようで、ピュアにならずにはいられない。 信仰熱き先人達は、曼陀羅を現実の世界にしたかったのだろう。 それにしても、12〇mのお堂は圧巻である。 下鴨に棲むキモノの勇を訪ねる。斎藤上太郎氏である。伝統をしょいながら挑戦し続けている頼もしい仲間である。 彼の表現する絵柄はエキゾチックで、キモノに縁のなかった私すらも引き寄せてしまう。 この夏、生まれて初めて浴衣なるものに袖を通した。 ジョウさん(斎藤氏)のせいである。 やけに気に入ってしまい、これからもキモノとやらを着こなしてみようかと思ってしまった。 もちろん私流である。 < 前のページ次のページ >
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